湯川が1〜2ヶ月に1回,使っているWindowsのメンテナンスソフトのご紹介です.
すべてフリーソフトなので,自己責任でお使いください.
また実行する前に,大事なデータはUSBディスク等に保存しておくことをお薦めします.
(私の環境はXPですが,以下に紹介するソフトはすべてVista, 7にも対応しています(一部機能は除く))
- CCleaner:不要なキャッシュやレジストリを削除します.
- Glary Utilities:ディスクやレジストリをクリーンアップ,最適化をはじめ,多機能のメンテナンス統合ソフト.
- すっきり!! デフラグ:Windowsのデフラグツールを効果的に自動実行するソフト.
CCleanerとGlary Utilitiesは重複する機能がありますが,使うときは両方を連続して実行しています.
私の中でこれらのソフトの位置付けは,不調になったから回復させるツールではなく,不調にならないために使うツールです.これまでこれらのツールでトラブルが発生したことはありませんが,それはあくまで私個人(というか会社の)環境での結果です.皆様の環境でトラブルが発生しても責任は持てませんので,その点は十分ご了承のうえ,参考にしてください.
以下に,それぞれのソフトで私がいつも使っている機能をご紹介します.
CCleaner
特徴
- IE,Firefox,Chrome,Opera,Safariの一時ファイル,履歴,クッキー,ダウンロード履歴などを削除
- Windowsのゴミ箱を空にする,一時ファイル,クリップボード,メモリーダンプ,CHKDSKコマンドのフラグメント,ログファイルなどを削除
- 不要なレジストリの削除
- マイクロソフト社以外のソフトのアンインストール,スタートアップ項目の有効/無効,システムの復元
開発/ダウンロード
Piriform Ltd から.
以下,湯川がよく使う機能です.
クリーナー > Windows/アプリケーション
- 起動直後は「クリーナー」の「Windows」が選択された状態です.
- 削除対象とする項目はデフォルトのままです.
- [解析]ボタンをクリックすると解析を実行し,削除の対象とするファイルの詳細が表示されます.
(この時点ではまだ削除されていません) - 湯川はいつもそのまま[クリーンアップ開始]ボタンをクリックします.
- 確認のダイアログが表示されるので,[OK]ボタンをクリックします.
- 削除が実行されます.
- 「アプリケーション」も同様に,デフォルトで項目にチェックが付いた状態で解析,クリーンアップします.
レジストリ
- デフォルトですべての項目にチェックが付いているので,そのまま[問題点をスキャン]ボタンをクリックします.
- 問題点が見つかれば表示されるので,[問題点を解決]ボタンをクリックします.
- レジストリに変更を加える前にバックアップするかどうか,確認のメッセージが表示されるので,[はい]ボタンをクリックします.
- 「名前を付けて保存」ダイアログが表示されるので,保存場所を指定し,[保存]ボタンをクリックします.
- 見つかった問題を解決するかどうか,確認する画面が一つ一つ表示されるので,湯川はいつも[選択したすべてを解決]ボタンをクリックします.
- 解決が終わったら,[閉じる]ボタンをクリックします.
- 湯川の場合,大抵これで終了します.
Glary Utilities
特徴
- Windowsの最適化,修復,速度向上
- 個人情報とセキュリティの保護
- スパイウェア,トロイの木馬,アドウェアなどからのブロック
- シンプルで動作が早く,ユーザーフレンドリーなインターフェース
- 個人ユース
開発/ダウンロード
以下に湯川がよく(1ヶ月に1回ぐらい)実行する機能をご説明します.
Glary Utilitiesには他にもたくさんの機能がありますので,気になる機能があれば試してみてください.
1-クリック メンテナンス
- デフォルトでチェックされている項目のままで[問題点をスキャン]ボタンをクリックします.
- スキャンが完了し,問題点が見つかると赤字で表示されます.
「詳細を表示」してもよく分からないので,とりあえず[問題点を修復]ボタンをクリックします.
問題点は一瞬で修復されます.
ディスククリーナー
- モジュール > クリーンアップ&修復 > ディスククリーナー を選択します.
- ドライブを選択する画面が表示されるので,よければ[次へ]ボタンをクリックします.
- スキャンが開始され,終了すると結果の画面が表示されます.
- [次へ]ボタンをクリックすると,ディスクのクリーニングを開始します.
- ディスクのクリーニングが完了したら,[完了]ボタンをクリックし,終了します.
Registry Defrag
レジストリの断片化を解消します.
このツールを実行した後は,Windowsの再起動が必要です.
- モジュール > 最適化&性能向上 > Registry Defragをクリックします.
- Registry Defragのスタート画面が表示されるので,よく読み,よければ[次へ]ボタンをクリックします.
- 他に起動しているアプリケーションがあれば終了するよう警告するメッセージが表示されるので,よく読んでください.
[OK]ボタンをクリックすると,レジストリの解析を開始します. - レジストリの解析が終わると,結果が表示されます.
レジストリのデフラグを開始する場合は[次へ]ボタンをクリックします. - 確認のメッセージが表示されるので,よければ[はい]ボタンをクリックします.
- レジストリのデフラグが開始し,続いてWindowsが再起動されます.
完了後はメッセージダイアログが表示されます.
- [OK]ボタンをクリックして完了します.
すっきり!! デフラグ
Windowsを使い続けていると,1つのファイルでも実はハードディスクに複数に分割されて保存されてしまいます.
そのまま使い続けると,ファイルを開くのに時間がかかったり,最悪の場合はファイルが消えてしまうこともあります.
このように,ファイルが分割されて保存された状態をフラグメンテーション(断片化)といいます.
これを元に戻すのがデフラグで,断片化の解消=最適化といいます.
Windows XP以降にはデフラグツールが標準で付いていて,「すっきり!! デフラグ」はそのデフラグツールを最も効果的に実行するためのものです.
詳しくは下記の開発元サイトをご覧ください.
開発/ダウンロード
初めての方にお薦めの使い方
ウィザードモードがお薦めです.対話形式で,これから実行することを一つ一つ確認しながら進めることができます.
ここでは湯川が最もよく使う「チェックディスク→デフラグ→自動終了」を例にご説明します.
- 起動後,ウィザードモードで「チェックディスク→デフラグ→自動終了」を選択します.
- ドライブの選択画面が表示されるので,「すべてのハードディスクを自動選択」をクリックします.
- ゴミ箱を空にするかどうかを選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも空にします)
- テンポラリフォルダ内のファイルを削除するかどうかを選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも削除します)
- IEのキャッシュを削除するかどうかを選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも削除します)
- チェックディスクの機能を選択します.チェックディスクとは,ハードディスクに問題がないかどうかを検証し,問題があれば修復,あるいは以後,問題のある箇所にデータを書き込まないようにするWindows付属の機能です.
メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも「不良セクタのスキャンをしない」)
- このツールの実行方法を選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川(XP)はいつも「シェルを替えて実行」)
- このツールの実行前の動作設定を選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも「すぐに実行する」)
- このツールの実行後の動作設定を選択します.メッセージをよく読み,選択してください.
(湯川はいつも「Windowsを終了」)
- 準備は整いました.いよいよ開始です.メッセージをよく読み,よければ[すっきり実行を開始する]をクリックします.
- 自動ログオンの設定画面が表示されます.(ログオンパスワードを設定していない場合,下の画面は表示されません)
「毎回のすっきり実行利用時に自動ログオンする(奨励)」を選んでください.
この後,デフラグを実行する前やチェックディスク実行後はWindowsを再起動しますが,その際,自動ログオンして処理を続けることができます. - [OK]ボタンをクリックすると,Windowsがいったん終了し,再起動→チェックディスク→再起動→デフラグ→終了と実行されます.
以上が,湯川が1〜2ヶ月に1回ぐらいのペースで行っている,Windowsの基本的なメンテナンスです.