GoogleドキュメントではGoogleアカウントを持っていない人とも共有できるが、その方法や[権限オプション]の関係が今ひとつ分からなかったので、テストした結果、DocumentとSpreadsheetで異なることが分かった。
Document
[共有]ー[アクセス権のあるユーザーを表示…]で表示される[他の人と共有]の[権限オプション]で、
- 「招待状の転送を許可する」がONの場合
- Googleアカウントがログアウト状態でも閲覧できる。(編集は不可)
- 「招待状の転送を許可する」がOFFの場合
- Googleアカウントがログアウト状態では閲覧できない。
[権限オプション]の「編集者が他の共同編集者や閲覧者を招待できるようにする」はON/OFFいずれでも、ログアウト状態の閲覧には影響しなかった。
※上記いずれの場合も[他の人と共有]の[アクセスできる人]では「このアイテムを表示するには、ログインが必要です。」となっている。以下のSpreadsheetでも同様。
Spreadsheet
[共有]ー[アクセス権のあるユーザーを表示…]で表示される[他の人と共有]の[権限オプション]で、
「招待状の転送を許可する」がONの場合、OFFの場合のいずれでも、
Googleアカウントがログアウト状態では閲覧できない。
何が問題か?
問題はDocumentで[権限オプション]の「招待状の転送を許可する」がONの場合、[アクセスできる人]が「このアイテムを表示するには、ログインが必要です。」になっているにもかかわらず、ログアウト状態で閲覧できてしまうことである。
しかも「招待状の転送を許可する」のデフォルトはONである。
もし招待状を受け取った人が他の人に転送などしてしまうと、誰でも閲覧できてしまう。
仕事で使う場合は要注意である。
また、各設定の画面や名称がDocumentとSpreadsheetで同じであるにもかかわらず、ログイン/ログアウト状態での閲覧が異なるのもややこしい。
「このアイテムはログインしないで表示できます。」について
実験してみた。
Document
[権限オプション]の「編集者が他の共同編集者や閲覧者を招待できるようにする」がON/OFFいずれでも
[権限オプション]の「招待状の転送を許可する」がON/OFFいずれでも
[アクセスできる人]は「このアイテムはログインしないで表示できます。」
でユーザーを追加し招待状を送付。
ログアウト状態でアクセスすると、閲覧できた。
Spreadsheet
Documentと同様だった。
テスト方法
Googleドキュメントでの設定を変更する際は、共有ユーザーをいったん削除し、設定を変更。
そのうえでユーザーを追加し、招待状を送信した。
ブラウザ(Safari)ではテストごとにキャッシュとCookieを削除し、再起動後に「招待状」のドキュメントにアクセスした。